フランスアート誌「レピュブリック・デザール」  に掲載されました。 

この度、あんの花絞りプルメリアブラン協会の作品が
フランスアート誌「レピュブリック・デザール」に掲載されました。

こちらは、パリ市内の美術館などの実店舗で販売されています。

最初に掲載のお話しをいただいたときに、
「あんの花絞り」はフランス語でどう紹介されるんだろう?と、とても興味深かったです。

そして、フランス語の原稿を受け取ったとき、
そこには、

と紹介されていて、大変新鮮な気持ちになりました!

フランス語でFleurs=お花、Pâte de Haricots Japonaise=白あん。
他にも浮島ケーキはGateau Ukishima
桃の花ケーキは Gateau aux Fleurs de Pêcher

と紹介されていています。

本に掲載されているフランス語の内容は、フランス芸術勲章を受章したフランソワーズ・イカール氏より作品へいただいたもので、
下記に日本語訳にてご紹介させていただきます。

フランソワーズ・イカール氏による評論
(2021年芸術文化勲章を受勲、芸術振興協会ARTEC会長)

「プルメリアブランの白あんで作られた作品は、一般的な装飾とは一線を画します。
そのリアリズムは驚くほどで、花そのものを精緻に再現しています。

例えば、「ラナンキュラス2台と薔薇」は、食べるためというより
鑑賞するためのブーケのように見えます。

その花々のリアリズムは、これが食用であると分かっていても、
美しさのあまり口にすることがはばかられるほどです。

同様に、「桃の花ケーキ」は、白とピンクの花が幾重にも
重なり合う花冠を作り、構成のセンス を提示しています。

春らしい花冠のケーキは、結婚式や誕生祝いなどの
祝い事を華やかに彩るケー キとして最適です。

白あんを使ったグルテンフリーの「浮島ケーキ」は、
これらのパティスリーが現代の食のトレンドにも
適応していることを表しています。

グルテンフリーや低糖、無脂肪といった健康志向に応える製品を提供することは、
時代や健康のニーズに応えるために必要不可欠です。

こうした美しい花々を作るには非常に高度な技術が必要であり、
この技術を習得するためには専門的な教育が欠かせません。

これを担うのが「An-no-Hana Shibori Plumeria Blanc協会」であり、
あんの花絞り技術の多様なトレーニングプログラムを提供しています。

その成果は、「ひまわり、胡蝶蘭、薔薇、スカビオサを添えた折箱」のような、
多種多様な花々の中に明確に現れています。(写真右ページ下)

これらの作品は、日本のユニークな文化遺産として、その芸術性と実用性の両方を誇っています。」

上記の様に、あんの花絞りが世界で注目されることが大変嬉しいです!
また、認定講師さまの日々の努力が、このような素晴らしい機会につながっていることに心から感謝いたします。

あんの花絞りは、その美しさとやさしい甘さで、
見る人・食べる人の心をふんわりと和ませるネオ和菓子。

日本の美「あんの花絞り」の魅力を
これからも、認定講師のみなさまと共に、世界へ届けていけるよう努めてまいります。

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